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アメリカ大統領
【東京雑学研究会編】


§アメリカの大統領を襲う二〇年おきの悲運とは?

アメリカ大統領といえば、暗殺が多いことが印象にある。有名なリンカーンケネディ大統領だけでなく、マッキンリー、ガーフィールドも在任中に暗殺された悲運の大統領なのである。
ところが、この悲運は運命的な数字にあやつられていた。
それはアメリカ大統領の「魔の二〇年周期」である。悲運は二〇年ごとに繰り返されていたのである。
まず、最初は一八六〇年に大統領に当選したリンカーンで、ワシントンフォード劇場で銃によって暗殺されている。その二〇年後、一八八〇年に当選したガーフィールド大統領も、翌年暗殺されてしまうのである。
一九二〇年に当選したハーディングは、暗殺はまぬかれたものの在任中に急死。一九四〇年に三選を果たした強者ルーズベルトも、この「魔の二〇年周期」には勝てなかったのか、大統領に当選して五年後に急死してしまう。そして、一九六〇年に当選した三五代大統領ケネディは、有名なダラスの暗殺で命を落としているのである。
一九八〇年に当選したレーガン大統領は死はまぬかれたものの、やはり狙撃されている。アメリカ大統領にはこの黒い連鎖が続いているのである。




東京書籍
「雑学大全」
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