マカオ(社会と文化)
中国文化が基調となっているが,長い植民地時代を経て数多くの史跡に富み,東西文化が融合した独特の風情を持つ。2005年にはユネスコ世界遺産に登録された。人口の大部分は広東人であるが,近年は中国からの大量の人口流入も見られ,マカオ社会の不安定要因となりつつある。また“東洋のモンテカルロ”の異名を持ち,「とばくなくしてマカオの生存なし」ともいわれ,犯罪組織や暴力団などいわゆる「黒社会」につながる風潮も懸念されている。
| 東京書籍 「世界各国要覧」 JLogosID : 14050045 |