マレーシア（国のなりたち）

マレー半島の歴史は，７世紀スマトラ島のシュリービジャヤ王国や，13世紀のジャワ島のマジャパヒト王国から移住した人々によって，15世紀初めにマラッカ王国が樹立されたことに始まるという。15世紀半ば，王国はイスラム教を受容したが，16世紀以降はポルトガルやオランダの支配下に置かれて滅亡。1824年に英国の侵略が始まり，95年には半島全域が英国の直轄植民地に入った。第二次大戦時の日本軍による占領を経て，半島は再び英国の支配下となったが，1957年マラヤ連邦として独立を達成。63年にはシンガポール，サバ，サラワクが加わりマレーシアが発足したが，２年後にはシンガポールが連邦から離脱して現領域が確定した。

東京書籍 「世界各国要覧」 JLogosID : 14050177