カタール(地理・気候・風土)
ペルシャ湾に突き出た小半島で,面積は日本の九州の半分程度である。国土の大半は平坦な砂漠で,いちばん高いところでも海抜100m程度にすぎない。小半島が湾に突き出ているため朝夕は微風に恵まれているが,湿度が高く,特に冬季にあたる11~3月の間は湿度が一時的に100%に達することもある。しかし,砂嵐にみまわれることはまれにしかなく,夏季(4~10月)でも気温が40℃を超すことはほとんどない。冬季は雷をともなったどしゃ降りの雨で,町中がぬかるみに化すことがしばしばあるが,一般的にいって過ごしやすい地である。
| 東京書籍 「世界各国要覧」 JLogosID : 14050264 |