ソロモン諸島(地理・気候・風土)
ニューギニアの北東に連なるビスマーク諸島の南に,北西から南東方向におよそ1,500㎞にわたってのびる2条の大小の島々からなる。主な島はガダルカナル,チョイスル,ニュージョージア,サンタイザベル,マライタ,サンクリストバルおよびサンタクルーズ諸島で,100近くの島がある。これらの島のうち,最大の島はガダルカナル島で,島の北岸に首都ホニアラがある。また,人口が多いのはマライタ島で総人口の40%近くが集中している。島々はいずれも険しい火山島で,濃密な熱帯雨林に覆われ,このため全体に開発が遅れている。気候は熱帯性で高温多湿であるが,大陸からの南風が強い冬は降水量がやや少なく,比較的しのぎやすい季節となる。
| 東京書籍 「世界各国要覧」 JLogosID : 14050359 |