パプアニューギニア（国のなりたち）

1526年ポルトガル人航海家のド・メネセスが北西岸に初めて来航，パプア島と命名した。19世紀から欧州列強の植民地争奪戦が始まり，1884年北東部地域はドイツ，南東部地域は英国のそれぞれ保護領となった。1906年英国領は正式にオーストラリア領へ，ドイツ領は第一次大戦後にオーストラリアの委任統治領へ移管された。第二次大戦中の一時期，日本軍に占領されて日米の激烈な戦場ともなった。46年に北東部はオーストラリアが施政権をもつ国連信託統治領となり，75年に南東部のパプアと北東部のニューギニアの両地域は統合され，パプアニューギニアの名で独立を達成した。

東京書籍 「世界各国要覧」 JLogosID : 14050421