パプアニューギニア(社会と文化)
住民の大部分はメラネシア系人種であるが,約500の部族に分かれ,約700の部族語が使用されている。部族によって風俗習慣が異なり,隣村でも言葉が通じないことがある。このため「ワン・トーク」社会と呼ばれており,同言語同部族の人々の団結意識,互助意識は極めて強い。反面,部族間の抗争が多い。国民は一般に,純朴,親切,陽気で楽天的な気質と激情的な気質を持っている。主食は元来タロイモなどであったが,最近米食化している。
| 東京書籍 「世界各国要覧」 JLogosID : 14050424 |