マーシャル諸島(国のなりたち)
1529年にスペイン人アルバロ・デ・サアベドラが来航し,1686年スペインが領土権を宣言。その後英国による近海探査が行われ, 1855年にドイツが占領して保護領とした。1914年第一次大戦中,マーシャル諸島を含むミクロネシアの島々を日本が無血占領,20年ミクロネシア地域は日本が施政権をもつ国際連盟の委任統治領「南洋群島」となった。第二次大戦が終結すると米軍が占領し,47年からは国連の太平洋信託統治領として米国による統治が始まった。69年からの米国との交渉の過程で,78年マーシャル諸島は統一ミクロネシアから脱退,翌79年に憲法を制定して独自の自治政府を樹立。82年米国との自由連合協定に合意し,86年独立を達成した。
| 東京書籍 「世界各国要覧」 JLogosID : 14050445 |