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サンマリノ(国のなりたち)


ローマ皇帝によるキリスト教徒迫害時代の4世紀初頭,キリスト教徒の石工マリヌスが信者仲間たちとともに,アドリア海のアルベ島を脱してチタノ山にこもった。布教活動従事しているうちに,一種の宗教的共同体が形成されたというのが,聖マリヌスによる建国伝説といわれる。サンマリノは,豪族同士の激しい抗争が続いた中世イタリアの中で,よくその独立を守りぬき,1263年には世界初の共和制国家を樹立したといわれる。1631年ローマ法王により独立国として承認され,1815年のウィーン会議では独立国家として国際的にも認知された。




東京書籍
「世界各国要覧」
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