バチカン(国名・国旗の由来など)
正式名称はバチカン市国で,未加盟だが国連では「Holy See(法王聖座)」を用いる。ローマの7つの丘の1つモンス・バチカヌスにあり,バチカヌスは「神託」の意味をもつといわれるも未詳。正方形の旗は非常に個性的なデザインで,国章の三重冠は現世・霊界・煉獄を司る表徴で法王の権威,つまり司祭権・司牧権・教導権を表し,金銀2本の鍵は「ペテロの鍵」と呼ばれ,使徒ペテロがキリストから授けられた神の国への鍵を示す。また,2本の鍵でこの世の聖俗両面の支配権が法王に属することを表している。国歌は『法王賛歌』で歌詞はない。国花はマドンナリリーで純潔のシンボル。
| 東京書籍 「世界各国要覧」 JLogosID : 14050596 |