世界各国要覧 20 リヒテンシュタイン(社会と文化) 同国は,アルプスの自然に育まれた清澄な国であり,ヨーロッパの複雑な政治関係の中で独立を保ってきたゲルマン民族最後の君主国である。国民の約80%がカトリックで,その国民性は勤勉で質素,特別な金持ちも極端な貧困者もなく,国民生活は社会保障の行き届いた高い水準の中にある。世界的に知られているのは,美しい切手と王室の絵画収集で,ルーベンスなどの超一流作品が1,500点以上あるといわれる。 東京書籍「世界各国要覧」JLogosID : 14050654