ルクセンブルク(社会と文化)
ルクセンブルクは小さいながらも豊かな国で,古きよき時代の習慣を大切にしている国である。国民の87%がカトリック教徒で,宗教行事をよく守り,日曜のミサもきちんと行われている。市民は義務をよく守り,服装はいつもきちんとしている。若者でさえ風変わりな服装はあまり見られない。小さな国だけにみんながなんらかのつながりを持ち,国全体が一種閉鎖的な共同体のように見える。なお,この国の住民の3割は外国人であることが注目される。ルクセンブルク人には5~6か国語を話す者が多く,さまざまな国から来ている外国人は,言葉の障害なくこの国にとけこんでいる。
| 東京書籍 「世界各国要覧」 JLogosID : 14050662 |