アゼルバイジャン(地理・気候・風土)
大カフカス山脈の南に位置し,アルメニアの南部イランとの間に飛び地ナヒチェバニ自治共和国を有している。国土の半分は山地で,北部は大カフカス山脈,南西部は小カフカス山脈,そしてその間を南東へクラ川が流れ,クラ・アラクス低地を形成している。北部の山脈には4,000m級の高山が連なり,地震帯に属している。夏は暑く乾燥し,冬は寒さが厳しい。標高差により,亜熱帯性から地中海性に近い各気候が見られる。しかし空気は澄み人間が生活するに適した自然環境のため,100歳以上の長寿者が多いことで有名である。
| 東京書籍 「世界各国要覧」 JLogosID : 14050763 |