セントクリストファー・ネービス(地理・気候・風土)
北アメリカ大陸の南,米国フロリダ半島沖合からカリブ海に連なる西インド諸島のうち,キューバ,ジャマイカ,ハイチ,ドミニカ,プエルトリコまでの北側を大アンティル諸島と呼ぶのに対し,それ以南の米領バージン諸島からグレナダまでの小さな島々のことを小アンティル諸島と呼ぶ。同国は,その小アンティル諸島の北端近くにあるセントクリストファー島とネービス島の2島からなる国である。セントクリストファー・ネービスは,ミニステートが並ぶカリブ海地域でも最も小さい独立国である。2つの島を合わせてもわずかに261k㎡でわが国の淡路島の約半分ほどの面積で,人口は4万人にも満たない。気候は海洋性気候で温和であり,年間平均気温は25℃である。
| 東京書籍 「世界各国要覧」 JLogosID : 14050955 |