バルバドス（国のなりたち）

1536年ポルトガル人が上陸したのに始まり，以後スペイン領を経て，1627年英国が占拠，52年に正式に英国の直轄領となった。1833年に周辺の島々と英領バルバドス・ウィンドワード諸島統一行政府を形成し，バルバドスに総督府が置かれたが，85年独自の地位を得て行政上分離した。1951年普通選挙制を導入，54年に議院内閣制を開始して，総督により首相が任命された。58年にジャマイカなど周辺の英国植民地とともに緩やかな自治権を持つ英領西インド連邦を結成したが，62年の連邦解体によって単独の自治領にもどり，枢密院や上院などを開設，政治上の体制を徐々に整えたのち，66年11月に独立を達成。

東京書籍 「世界各国要覧」 JLogosID : 14051033