コロンビア(国のなりたち)
1499年スペイン人アロンソ・デ・オヘーダの探査行が糸口となり,以後伝説の黄金郷エルドラドの本拠地として征服者の意欲をそそり,探検が強行された。1717年ペルー副王領から分離して,ヌエバ・グラナダ副王領を新設。18世紀後半からスペイン支配を脱する独立解放運動が活発化し,1810年一方的に独立を宣言して副王を追放した。19年には南米解放運動の指導者シモン・ボリーバルが革命軍と合流してスペイン軍を一掃,実質的な独立を勝ち取った。21年現在のパナマ,ベネズエラ,エクアドルからなる広大なグラン・コロンビアを形成したが,30年に解体してベネズエラとエクアドルは分離独立,1903年にはパナマも分離して現在の領域におさまった。
| 東京書籍 「世界各国要覧」 JLogosID : 14051096 |