ウガンダ(国のなりたち)
豊かな自然に恵まれて,10世紀頃から南部と西部に多くの部族国家が興亡を繰り広げた。17~18世紀にバンツー系のブンヨロ王国,次いで19世紀にブガンダ王国が勢力を張り,独自の文化と優れた治安能力をもって周辺を圧した。1862年,ナイル川の水源を求めて欧州人が初めてウガンダの地に入り,89年の英国とドイツの植民地争奪戦が始まったが,90年に英国が支配権を握り,96年までに各部族国家を保護国としながら全域を固めた。第二次大戦後,各種の抗争を経て1961年に内政上の自治を獲得,62年に王制のまま独立した。67年共和制に移行。
| 東京書籍 「世界各国要覧」 JLogosID : 14051176 |