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エチオピア(地理・気候・風土)


南はモザンビークから北はヨルダンに向けて走る峡谷帯(または大地溝帯)が国土を2分している。峡谷帯南部は概ね平地で,多くの美しい湖があり,北東部は砂漠地帯となっている。この峡谷帯をはさんで東部高原地帯と西部高原地帯に分かれ,国土の4分の1は標高2,000m以上である。ソマリア国境やオガデン地区は乾燥酷暑地帯で,世界の最高気温を示す地方の1つである。しかし,国民の大半が住む高原地帯は概してしのぎやすい気候である。6月中旬から9月までは雨季で豪雨がある。首都アジスアベバは高原にあるため,人によっては高山病に似た症状にみまわれる。




東京書籍
「世界各国要覧」
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