エチオピア(国名・国旗の由来など)
ギリシャ語で「日焼けした顔の地」を意味する。古代ギリシャ人は,サハラ以南のアフリカを漠然とエチオピアと呼んでいたが,アラブ人は長い間「混血人」の意のハニバーシイに由来するアビシニアと呼んできた。国旗の緑は希望・繁栄・富,黄は信仰・博愛・花,赤は愛・武勇,青は平和を表す。1996年には旧王家の紋章に代わって,国民統合の象徴で国章でもある「ソロモンの盾」へと変更した。緑・黄・赤は汎アフリカ色と呼ばれ,その後独立した多くの独立国の国旗に「アフリカ統一」の象徴としてとり入れられている。国歌は『万国エチオピア人国歌』。国花はオランダカイウ(カラーともいう),国樹はアラビアコーヒーの木。
| 東京書籍 「世界各国要覧」 JLogosID : 14051193 |