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ギニアビサウ(地理・気候・風土)


北はセネガル,南と東はギニア共和国接する本土と,沖合に浮かぶビサウ島,ビサゴス諸島からなり,国土の広さは日本の九州とほぼ同じである。沿岸地方は海面とすれすれで,多くの入り江があり,満潮時には沿岸地帯の10分の1が浸水するという低湿地帯である。一方,奥地には,ギニア共和国のフータジャロン山に連なる低い高原があって,密林かサバンナ地帯を形成し,南部には熱帯樹林が多い。気候は一般に高温多湿である。12~5月の乾季には,サハラ砂漠の砂を運んでくる熱風ハマターンが吹き,6~11月は雨季で,特に6月と7月には激しい雷雨にみまわれる。この国もまた周辺諸国と同様,マラリアツェツェバエが媒介する眠り病などの熱帯病,風土病が多く,自然環境厳しい




東京書籍
「世界各国要覧」
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