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ケニア(地理・気候・風土)


国のほぼ中央を赤道が横切り,南北に大地溝帯(リフトバレー)が通っている。海岸地帯から内陸部に入ると,地勢は海抜1,000~2,000mの草原で,小灌木の高原サバンナ地帯となり,茫漠たる高原がウガンダ国境にまで広がっている。総面積の大半を占める東北辺境地帯は,ほとんど降雨のない砂漠地帯で,農業地帯は海抜1,000~2,500mの南部高原地帯である。可耕地は国土の10%程度である。気候は海岸地帯と高原地帯で大きな違いがある。前者は熱帯性気候で7~9月の乾季を除けば高温多湿でしのぎにくいのに対し,後者は年間を通じて気温も低く,空気は乾燥して快適な熱帯サバンナ気候である。季節は大別して雨季と乾季に分かれ,3,4,5の3か月が大雨季,11月が小雨季となっている。




東京書籍
「世界各国要覧」
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