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ザンビア(国のなりたち)


かつてはサン族(ブッシュマン)の居住地であったが,8世紀頃に北からバンツー系が南下して定住。のち,ロジ族やベンバ族などの小部族国家が形成されたという。1851年,探検家リビングストンがザンベジ川とバロツェランド地方を踏査。1891年から1924年まで,英国政府から行政権の行使を認められたセシル・ローズの英国南アフリカ会社の管轄下に置かれてローデシア呼ばれるこの間ローデシアは南北に分割され,1924年一帯は北ローデシアとして英国保護領となった。25年大規模な銅鉱脈が発見され,欧州からの移民が急増,先住民との間に土地配分をめぐる紛争が生じた。53年白人の権益を守る目的で北ローデシア南ローデシア(現ジンバブエ),ニアサランド(現マラウイ)とともに英国自治領中央アフリカ連邦(ローデシア・ニアサランド連邦)を結成したが,63年末に連邦は解体,北ローデシアは64年10月にあらためてザンビアの新国名で独立を達成した。




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「世界各国要覧」
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