中央アフリカ（地理・気候・風土）
海から1,000㎞以上も離れた，アフリカ大陸の心臓部に当たるところに位置する。国全体が高さ600～700mの台地の上にあり，東西に1,400m級の山岳地帯がある。国内には大小の河川が多く，主流は最大川幅３㎞，全長1,200㎞のウバンギ川で，シャリ川とともに重要な交通手段となっている。気候は北部，中央部，南部により型が異なる。南部はウバンギ型ともいわれる湿気の多い熱帯林型，中部はスーダン，ギニア型で雨が多く，北部は乾燥している。乾季の頂点は12，１月の２か月間で，この時期は雨がほとんど降らず高温の日が続くが，雨季は比較的快適で，雨の降った後は涼しく快晴となるためしのぎやすくなる。
 | 東京書籍 「世界各国要覧」 JLogosID : 14051406 |