トーゴ(国のなりたち)
1460年代にポルトガル人が来航。16世紀からは,東のフォン,西のアシャンティの2大部族にはさまれた少数部族の避難場所となっていた。18世紀以降デンマーク,英国,ドイツ,フランスが相次いで進出したが,19世紀末ドイツが占領してトーゴランドと名づけた。第一次大戦が始まった1914年に英仏連合軍が占領,大戦後は一時英国の統治下に置かれたが,ベルサイユ条約で英仏両国が分割統治することとなった。英領は,1957年にゴールドコースト(黄金海岸)と合体してガーナ共和国として独立。一方のフランス領は,フランス委任統治,第二次大戦後のフランス信託統治を経て,58年国連監視下で実施した選挙で完全独立派が圧勝。その結果を受けて,英領よりも遅れること3年,60年にトーゴ共和国として独立を達成した。
| 東京書籍 「世界各国要覧」 JLogosID : 14051423 |