ナイジェリア(地理・気候・風土)
ジョス高原,カメルーン国境付近の高山地帯を除けば,全土が海抜500mを超えない平坦な国で,約800㎞におよぶ海岸部一帯は潟湖とデルタからなり,マングローブの生い茂る熱帯雨林地帯である。アフリカ有数の大河ニジェール川と支流ベヌエ川が国の東西および南北を貫流して国土を3分し,3大部族の居住圏を分けている。南部一帯は雨季が長く,一年中高温多湿で,マラリア,黄熱病などの熱帯風土病が多い。北部に行くにつれ空気は乾燥し,すごしやすくなる。北部には降雨のない地方もあり,一日の気温の差が17℃を超えることもある。
| 東京書籍 「世界各国要覧」 JLogosID : 14051430 |