100辞書・辞典一括検索

JLogos

15

ブルキナファソ(国のなりたち)


11~13世紀から先住民モシ族による3つの王国が並存し,19世紀の初め頃までは比較的確固とした勢威を保ってきた。19世紀後半に国家求心力弱体化し,外部からの部族の侵入もあって王国が危機に立たされた頃,欧州人の進出が始まる。なかでもフランスは,1897年にウワイグーヤのヤテンガ国王と保護領協定を結んだのを機に次々に勢力を伸ばし,1904年にはフランス領西アフリカの一部に編入。47年の海外領土法では分割された地域を再統合し,現領域であるオートボルタ地域を単独の海外領土とした。59年フランス共同体内の自治国に昇格し,60年憲法を制定してオートボルタ共和国の名で独立を達成。その後も,政情は汚職,政策の失敗,権力闘争などによって絶えず動揺し,政体は目まぐるしく変わった。84年8月軍事政権により,国名をブルキナファソと改名。




東京書籍
「世界各国要覧」
JLogosID : 14051454