ボツワナ(社会と文化)
ボツワナの住民は大部分がバンツー系に属する。この地方の先住民サン族(ブッシュマン)は今なお原始的な狩猟生活を送っているが,これまでに白人やバンツー系諸族に迫害されて衰退の道をたどっている。町らしい町は少なく,所々に広場があって市場の役割を果たし,その周辺に農牧民が住んでいる。経済の中枢をなすのは東部地域で,ここには南アフリカとジンバブエを結ぶ重要な鉄道が通っている。宗教は伝統宗教とキリスト教が大部分で,他にイスラム教徒が若干いる。
| 東京書籍 「世界各国要覧」 JLogosID : 14051481 |