ルワンダ（地理・気候・風土）

アフリカ大陸の中央部，赤道のすぐ南にあり，４か国に囲まれた小さな内陸国。アフリカ諸国中人口密度の最も高い国の１つである。全土は“千の丘の国”といわれるほど起伏の多い地勢で，平均高度は約2,500mに達し，この国最大の湖キブ湖は海抜1,460mにある。北部のビルンガ火山脈には，最高峰のカリシンビ山（4,507m）をはじめ高山が群立している。全土が高地にあることから，年間平均気温は25℃だが涼しく，しのぎやすい。季節は，１月から２月が小乾季，３月から５月が雨季，６月から９月が大乾季，10月から12月が小雨季，と４つに分かれる。温暖な気候と自然環境に恵まれて，ライオンや象など多種類の動物が住み，他のアフリカ諸国に先がけて，1934年に国立公園がつくられている。

東京書籍 「世界各国要覧」 JLogosID : 14051565