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呉越同舟
【ごえつどうしゅう】


『孫子』に出てくる有名な句。仲の悪い者同士が、たまたま一緒にいあわせて、行動をともにすること。敵味方が偶然出会ってしまうさま。『孫子』は、春秋のころ呉の孫武が書いたとされる兵書。その中に”九地”の説明があり、最後に”死地”が出てくる。呉と越は古くからの敵国。国人までが憎み合っている。が、仮に呉と越の人が同じ舟に乗り合わせ、嵐がきたらどうするか。彼らは助け合って”死地”を脱するはずだ。
『孫子』九地。
昨日の敵は今日の友。




日本実業出版社
「四字熟語(日本実業)」
JLogosID : 4373102