日本語使いさばき辞典 36 食の対象からみた「食べる」 [食べるもの]食(た)べ物(もの)・食(く)い物(もの)・食物(しょくもつ)・食料(しょくりょう)・食(しょく)・食(うけ)・食(うか)・飯(いい)・飯(まま)・飯(まんま)[食事の尊敬語]御膳(ごぜん)・召(め)し上(あ)がり物(もの)[食べたり飲んだりするもの]飲食物(いんしょくぶつ)[好きな飲食物]好物(こうぶつ)[主として病人が食べるもの]食CID(7643)(しょくじ)・病人食(びょうにんしょく)・流動食(りゅうどうしょく)[健康維持のための栄養補助食品]サプリメント[一緒に食べると害になる食べ物]食(く)い合(あわ)せ[その季節に初めて出回った魚・野菜など]走(はし)り・走(はし)り物(もの)・初物(はつもの)・初(はつ)[魚・野菜などの味が最もよい時]旬(しゅん)[時期の終わり近くなって、初物と同様に珍重されるもの]終(お)わり初物(はつもの)・穏座(おんざ)の初物(はつもの)[人に食事を勧めるときの食事の謙譲語]粗飯(そはん)・粗餐(そさん)・口塞(くちふさ)ぎ・口汚(くちよご)し[主として天皇の飲食物]供御(くご)・供御(くぎょ)・供御(ぐご)・御物(おもの)・御膳(おもの)・御食(みけ)・御饌(みけ)[天皇の飲食物となるべきもの]御食(みけ)つ物(もの)[仏家における食事]斎(とき)・斎食(とき)・斎食(さいじき)・時食(じじき)[禅寺における午後の斎食(さいじき)と翌朝のかゆとの間の簡単な食事。または正午時の斎食]半斎(はんさい)[主要な食べ物]主食(しゅしょく)[主食と一緒に食べるもの]副食(ふくしょく)・副食物(ふくしょくぶつ)・御数(おかず)・菜(さい)・御菜(おさい)・総菜(そうざい)・惣菜(そうざい)[ちょっとしたおかず]CID(7775)休(はしやす)め[主食に代わる食べ物]代用食(だいようしょく)[ふだんの食事]常食(じょうしょく)[食用にあてられるもの。主として主食物]食糧(しょくりょう)・糧食(りょうしょく)・糧(かて)・兵糧(ひょうろう)・兵粮(ひょうろう)[酒を飲むときに出す食べ物]撮(つま)み・撮(つま)み物(もの)・酒菜(しゅさい)・肴(さかな)[酒と肴(さかな)]酒肴(さけさかな)・酒肴(しゅこう)・酒肉(しゅにく)[おいしい酒肴]嘉肴(かこう)・佳肴(かこう)[酒を飲み肴を]酒食(しゅしょく)[おいしい料理]馳走(ちそう)・御馳走(ごちそう)・美食(びしょく)・膏粱(こうりょう)[おいしいものを]美食(びしょく)[鳥獣の肉を]肉食(にくしょく)・肉食(にくじき)[獣肉を、また、常識上食用でもないものを]悪食(あくしょく)・悪食(あくじき)[肉類を避け、野菜類のみ食べる。また、その人]菜食(さいしょく)・素食(そしょく)・精進(しょうじん)・ベジタリアン[江戸時代に、冬の保温と滋養のために獣肉を食べたこと]薬食(くすりぐ)い[植物を]草食(そうしょく)・植食(しょくしょく)[穀物を粒のまま調理して]粒食(りゅうしょく)[粉にして]粉食(ふんしょく)[粗末な食事]粗食(そしょく)・粗飯(そはん)・悪食(あくじき)・粗糲(それい)[簡単な食事]軽食(けいしょく)・スナック[乳離れした幼児の食べ物]離乳食(りにゅうしょく)[すぐに食べられる]ファーストフード・インスタント食品(しょくひん)・レトルト食品(しょくひん)・デリカテッセン[ファーストフードと対照的な食べ物]スローフード[朝食前に一仕事するときの簡単な食事]茶(ちゃ)の子(こ)[本格的な食事]正餐(せいさん)・ディナー[正式の膳(ぜん)立ての日本料理]本膳料理(ほんぜんりょうり)[茶の湯の席で茶の前に出す簡単な料理]懐石料理(かいせきりょうり)・茶懐石(ちゃかいせき)[本膳料理を簡単にした酒宴の席の料理]会席料理(かいせきりょうり)[肉類を使わず、野菜類のみを用いた料理]精進料理(しょうじんりょうり)[外出先で食べる器に入った軽食]弁当(べんとう)[小さな握り飯とおかずを詰め合わせた弁当]幕(まく)の内弁当(うちべんとう)[強飯(こわめし)を卵形に握ったもの。公家の握り飯]屯食(とんじき)・頓食(とんじき)・頓食(とじき)・屯食(とじき)[皆であぐらをかいて食べる鍋料理]趺坐(あぐら)鍋(なべ)[手で握った飯(めし)や鮨(すし)]握(にぎ)り[手づかみで食べる。また、握り飯]手(て)の窪(くぼ)[薬を飲んだ後、甘い菓子などを]口直(くちなお)し あすとろ出版「日本語使いさばき辞典」JLogosID : 4381388