日本語使いさばき辞典 18 様態からみた「読む」 [目で見た文字や文章を声にする。また、理解する]読(よ)む・読(よ)み[読むことの謙譲語]拝読(はいどく)・拝誦(はいしょう)[謹んで]奉読(ほうどく)[手に捧げ持って]捧読(ほうどく)[声を出して]音読(おんどく)・読誦(どくしょう)・読誦(どくじゅ)・誦読(しょうどく)・諷誦(ふうしょう)・諷誦(ふうじゅ)・諷誦(ふじゅ)・唱(とな)える・称(とな)える・誦(しょう)する[声高く]朗読(ろうどく)・読(よ)み上(あ)げ・朗誦(ろうしょう)・朗唱(ろうしょう)[声を出さないで]黙読(もくどく)[書き物を見ないで]背読(はいどく)・暗誦(あんしょう)・諳誦(あんしょう)・暗唱(あんしょう)・暗誦(あんじゅ)・諳誦(あんじゅ)・記誦(きしょう)・誦記(しょうき)・空読(そらよ)み[あらかじめ読んで調べておく]下読(したよ)み・下見(したみ)・予習(よしゅう)[ひと通り、ざっと]一読(いちどく)・通読(つうどく)・斜(なな)め読(よ)み・走(はし)り読(よ)み・略読(りゃくどく)[必要な部分やおもしろそうな部分だけを]抜(ぬ)き読(よ)み・拾(ひろ)い読(よ)み・抄読(しょうどく)[必ず読むべきこと。また、そのもの]必読(ひつどく)[意味をよく考えて]熟読(じゅくどく)・味読(みどく)・玩読(がんどく)・精読(せいどく)[意味をよく考えずに文字のみを]素読(そどく)・素読(そよ)み・素読(すよ)み・白読(はくどく)・坊主読(ぼうずよ)み[はじめから終わりまで]読破(どくは)・読過(どっか)・読(よ)み下(くだ)し・読了(どくりょう)・卒読(そつどく)[詳しく]細読(さいどく)・精読(せいどく)[速く]速読(そくどく)[二つ以上のものを合わせて]併読(へいどく)[読み違えると、他の者がその続きを読む、という読み方]取(と)り読(よ)み[好んで]愛読(あいどく)[内容を調べながら]閲読(えつどく)[文章など正しく]正読(せいどく)[間違えて]誤読(ごどく)[読書し合って研究討論をする]会読(かいどく)・会読論講(かいどくろんこう)・会読輪講(かいどくりんこう)・読書会(どくしょかい)[書物などを回して]回読(かいどく)・回(まわ)し読(よ)み・輪読(りんどく)[繰り返し書物を]復読(ふくどく)・再読(さいどく)・読(よ)み返(かえ)す[一緒に読んで確認する]相読(あいよ)み[書物を読んで意味を明らかにする]講読(こうどく)[文章を読んで、その意味を理解する]読解(どっかい)[書物を読んで文字の表面的意義のみを理解する]色読(しきどく)[文字の裏の真意まで読み取る]体読(たいどく)[手当たり次第に]濫読(らんどく)・乱読(らんどく)・雑読(ざつどく)・渉猟(しょうりょう)[夢中で]耽読(たんどく)[たくさんの本を]多読(たどく)[難解な文章・暗号などを]解読(かいどく)[読みがむずかしい]難読(なんどく)[推量して]判読(はんどく)[一字一字やっと]CID(7735)(たど)り読(よ)み[点字など指でさわって]触読(しょくどく)[ひらいて]披読(ひどく)・披見(ひけん)・披閲(ひえつ)[翻訳して]訳読(やくどく)[立ちながら]立(た)ち読(よ)み[人に知られぬよう隠れて]盗(ぬす)み読(よ)み[書物など買って]購読(こうどく)[書物を買い集めるだけで積み重ねて置く]積(つ)ん読(どく)[他人に代わって]代読(だいどく) あすとろ出版「日本語使いさばき辞典」JLogosID : 4381584