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「改める・改まる」に関する故事・成語・ことわざ


[過(あやま)ちて改(あらた)めざる是(これ)を過(あやま)ちと謂(い)う]人は自分の過ちに気づいたらすぐさま改めるべきで、改めないことこそ真の過ちなのである。出典は『論語』。《類》「過(あやま)ちを飾(かざ)る勿(なか)れ」
[過(あやま)ちては改(あらた)むるに憚(はばか)ること勿(なか)れ]過ちを犯したことに気づいたら、周りの人の思惑などを考えずに即刻改めることが大切だという教え。出典は『論語』。
[君子(くんし)は豹変(ひょうへん)す]君子が過ちを改めて善にうつるようすは、ヒョウの皮のまだらな模様が目立つように、非常にはっきりしていること。転じて、人の考えや態度などが急変する、変わり身の早さをいう。出典は『易経(えききょう)』。
[口中(こうちゅう)の雌黄(しおう)]一度言った言論や意見を訂正すること。中国の古書の紙は黄色で、誤字を抹消するのに雌黄(硫黄と砒素でできた黄色の結晶体)を用いたことから。
[朝令暮改(ちょうれいぼかい)]朝に出した命令を夕方には変えてしまうことで、いったん定められた法律・命令などが次々とすぐに改められるさまをいう。出典は『漢書(かんじょ)』。《類》「朝改暮令(ちょうかいぼれい)」「朝改暮変(ちょうかいぼへん)」
[人(ひと)の振(ふ)り見(み)て我(わ)が振(ふ)り直(なお)せ]他人の言動のよしあしを見て、自分の姿や行動を反省し、改めるべき点は改めよという教え。《類》「他山(たざん)の石(いし)」「人(ひと)こそ人(ひと)の鏡(かがみ)なれ」「人(ひと)の上見(うえみ)て我(わ)が身(み)を思(おも)え」
[斧鉞(ふえつ)を加(くわ)える]文章などに手を加え、よりよく改めること。「斧」はおの、「鉞」はまさかり。伐採のとき、おのやまさかりをふるう意から。
[斧正(ふせい)を請(こ)う](⇒「正(ただ)しい・正(ただ)す」334ページ




あすとろ出版
「日本語使いさばき辞典」
JLogosID : 4382011