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「怒る・怒り」に関する慣用句


[青筋(あおすじ)を立(た)てる]激高すると、こめかみの静脈が浮き出ることから、激しく怒るさま。
[頭(あたま)から湯気(ゆげ)を立(た)てる]かんかんになって怒る。
[頭(あたま)に来(く)る]かっとなる。
[怒(いか)り心頭(しんとう)に発(はっ)する]激しく怒ること。「心頭」は、心の中、心の底の意。
[怒(いか)りを遷(うつ)す]腹を立てて、何の関係もない人にまで八つ当たりする。
[色(いろ)をなす]怒って顔色を変える
[堪忍袋(かんにんぶくろ)の緒(お)が切(き)れる]我慢していた怒りがこらえきれずに、爆発する
[冠(かんむり)を曲(ま)げる]怒って機嫌を悪くする。
[忌諱(きい)に触(ふ)れる]君主の怒りに触れる。「忌諱」は忌み嫌う意。「きき」の慣用読み。
[口(くち)を尖(とが)らす]不平・不満で怒った表情をする。《類》「小鼻(こばな)を膨(ふく)らませる」「CID(7795)(ほお)を膨(ふく)らます」
[血相(けっそう)を変(か)える](⇒「驚(おどろ)く・驚(おどろ)き」124ページ
[小腹(こばら)が立(た)つ]わずかだけ怒る。《類》「生腹立(なまはらだ)つ」「小腹(こばら)を立(た)てる」
[癪(しゃく)に障(さわ)る]気に入らなくて怒る。《類》「腹(はら)が立(た)つ」「かちんと来(く)る」「神経(しんけい)に障(さわ)る」
[席(せき)を蹴(け)る]激しく怒ってその場立ち去る
[鶏冠(とさか)に来(く)る]「頭に来る」の俗な言い方
[無(な)い腹(はら)を立(た)てる]わずかなことに怒る。《類》「向(む)きになる」
[腹(はら)に据(す)えかねる]怒りを抑えることができない。
[腹(はら)の虫(むし)が納(おさ)まらない]腹が立って、どうにも我慢できない。《類》「腹(はら)の虫(むし)が承知(しょうち)しない」
[腸(はらわた)が煮(に)え繰(く)り返(かえ)る]我慢できないほど腹が立つ。
[満面朱(まんめんしゅ)を濺(そそ)ぐ]激しく怒って顔を真っ赤にするさま。
[向(む)かっ腹(ぱら)を立(た)てる]むしゃくしゃして怒る。
[目(め)くじらを立(た)てる]些細なことに怒る。
[目(め)に角(かど)を立(た)てる]怒った目つきで見る。
[目(め)を三角(さんかく)にする]怒って険しい目つきをする。
[目(め)を吊(つ)り上(あ)げる]怒って目じり上げる
[目(め)をCID(7774)(む)く]怒って目を大きく見開く
[柳眉(りゅうび)を逆立(さかだ)てる]美人が眉を釣り上げて激しく怒るさまの形容。「柳眉」は柳の葉のような細くて美しい眉のこと。
[烈火(れっか)の如(ごと)く]烈しく燃える火のように、非常に怒る。




あすとろ出版
「日本語使いさばき辞典」
JLogosID : 4382032