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「教える・教え」に関する故事・成語・ことわざ


[負(お)うた子(こ)に教(おし)えられて浅瀬(あさせ)を渡(わた)る]川を渡るときに背負った子に浅い所を教えられることがあるように、ときには自分より未熟な人に教えられることがあるということ。
[教(おし)うるは学(まな)ぶの半(なか)ば]人に教えることは、その半分は自分の勉強のためになることなのである。
[率先垂範(そっせんすいはん)]人に先立って模範を示すこと。
[頂門(ちょうもん)の一針(いっしん)]人の急所をついた戒め、教訓。「頂門」は頭の上のこと。
[二度教(にどおし)えて一度叱(いちどしか)れ]子どもは失敗を繰り返しながら成長していくものだから、いちいち叱りつけないで根気よく教え諭すことが大切である。
[百日(ひゃくにち)の説法屁一(せっぽうへひと)つ]百日間も仏の教えを説いて信者をありがたがらせた坊さんが、思わずもらしたおならのために台無しになってしまったということで、長い間の苦労がちょっとした失敗で全くむだになってしまうことのたとえ。
[孟母三遷(もうぼさんせん)の教(おし)え]子弟の教育には環境を選ぶこと非常に大切であるという孟子の母の故事にちなむ教え。出典は『列女伝』。




あすとろ出版
「日本語使いさばき辞典」
JLogosID : 4382035