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「心配」に関する故事・成語・ことわざ


[案(あん)じるより念(ねん)じろ]くよくよ心配するだけでは苦痛から逃れられないから、心から神仏にお願いしなさいということ。
[案(あん)ずるより生(う)むが易(やす)し]出産は何かと気掛かりなものだが、心配していたよりも簡単にすむことから、思い切ってやってみると事前に心配していたよりも案外たやすくできるものだということ。
[疑心暗鬼(ぎしんあんき)]不安な気持ちでびくびくしていると、暗がりの中にいるはずもない鬼の姿を見るようになるの意で、疑い出したら何でもないことまで不安にかられるということ。
[杞憂(きゆう)]中国の杞の国の人が、天が崩れ落ちてきたらどうしようかと心配したという故事から、無用の心配、取り越し苦労のことをいう。出典は『列子』。《類》「杞人(きじん)の憂(うれ)い」
[強迫観念(きょうはくかんねん)]打ち消そうとしても付きまとう不安をいう。
[焦心苦慮(しょうしんくりょ)]心配していらだつさま。
[心配(しんぱい)は身(み)の毒(どく)]気に掛けていろいろ思いわずらうことは、体の健康にも害が及ぶということ。
[備(そな)えあれば憂(うれ)いなし]万一のために前もって用心すれば心配ないということ。
[内憂外患(ないゆうがいかん)]国内の心配事と国際的な心配事。その両方を同時に抱えているように、悩みの多い状態。
[人(ひと)の疝気(せんき)を頭痛(ずつう)に病(や)む]他人の腹痛を心配するあまり自分が頭痛を起こす意。自分に関係のないことでよけいな心配をすることをいう。




あすとろ出版
「日本語使いさばき辞典」
JLogosID : 4382095