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「まもる・まもり」に関する慣用句・故事


[跡(あと)を守(まも)る]親や師の死後、その家業や芸風などを継ぐこと。
[流(なが)れを汲(く)む]ある人・系統の流儀を守る。
[尾生(びせい)の信(しん)]女と橋の下で会う約束をしていた尾生という男が、大雨で増水したために、杭(くい)にしがみついて約束を守り続けていたが、ついにCID(7750)死したことの故事から、愚直なまでに約束を守ることをいう。馬鹿正直融通がきかないことのたとえにも使う。出典は『史記』。
[舟(ふね)に刻(きざ)みて剣(けん)を求(もと)む]時の移り変わるのを知らず、旧習を守り続けることの愚かさのたとえ。船から剣を落とした楚(そ)の人が、船の移動するのを知らずに船べりに目印を刻んだことの故事による。出典は『呂氏春秋(りょししゅんじゅう)』。《類》「刻舟(こくしゅう)」
[墨守(ぼくしゅ)]墨子が楚の公輸盤(こうゆばん)の城攻めを九回にわたって退けたという故事から、自分の意見や習慣を頑固に守って、何と言われようと改めないこと。出典は『墨子(ぼくし)』。




あすとろ出版
「日本語使いさばき辞典」
JLogosID : 4382172