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「病む・病」に関する故事・成語・ことわざ


[医者(いしゃ)の不養生(ふようじょう)]患者に健康上の注意を説く医者自身が自分の健康には注意にしないこと。理屈が分かっていながら実行が伴わないことのたとえ。
[薬人(くすりひと)を殺(ころ)さず医師(くすし)人(ひと)を殺(ころ)す]薬が人を殺すのではなく、その薬の使い方間違った医師が人を殺すということ。物は使いようが大切で、使う人によって害にもなるということのたとえ。
[薬(くすり)も過(す)ぎれば毒(どく)となる]薬にも適量があって、飲み過ぎればかえって健康を損ねるということ。何事も度を過ごすのはよくないということのたとえ。
[薬(くすり)より養生(ようじょう)]薬を飲むことで健康を保つよりも、日ごろの養生のほうが健康には効果があるということ。《類》「一(いち)に看病(かんびょう)二(に)に薬(くすり)」
[酒(さけ)は百薬(ひゃくやく)の長(ちょう)]適量の酒は、どんな薬よりも健康のためによい。出典は『漢書(かんじょ)』。
[同病相憐(どうびょうあいあわ)れむ]同じ病気、同じ苦しみに悩む者は、互いにいたわり合い同情し合う。出典は『呉越春秋(ごえつしゅんじゅう)』。《類》「同類相憐(どうるいあいあわ)れむ」
[無病息災(むびょうそくさい)](⇒「健(すこ)やか・健康(けんこう)」○○○ページ
[病膏肓(やまいこうこう)に入る]「膏」は心臓の下部、「肓」は横隔膜の上部。薬もきかず鍼(はり)も届かないので、ともに病気を治しにくいところとされた。病気が重くなって治る見込みがなくなる。転じて、物事に極端に熱中して、抜け出せなくなることにもいう。出典は『春秋左氏伝(しゅんじゅうさしでん)』
[病治(やまいなお)りて医師(くすし)忘(わす)る]病気が治れば医者のありがたさを忘れるということ。苦しい時が過ぎれば、その時の苦痛も受けた恩も簡単に忘れてしまうことのたとえ。
[良薬(りょうやく)は口(くち)に苦(にが)し]よく効く薬は苦くて飲みにくいように、自分のためになる忠言は聞くのが辛いものである。出典は『孔子家語(こうしけご)』。




あすとろ出版
「日本語使いさばき辞典」
JLogosID : 4382179