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清盛(きよもり)の 医者は裸で 脈(みゃく)をとり
【きよもりの】


〔〔川柳〕〕〈柳多留(やなぎだる)・初〉
[訳]「平清盛を診察した医者は、清盛の熱があまりに高いため、自らも裸になって脈をとることだ」
<参考>清盛が高熱を発し、亡くなったことをふまえたもの。『平家物語』の巻第六には、「身の内のあつき事、火を焼(た)くが如(ごと)し。臥し給へる所四五間(けん)が内へ入る者は、あつさ堪(た)へ難(がた)し」〈入道死去〉とある。




東京書籍
「全訳古語辞典」
JLogosID : 5077116