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一殺多生
【いっせつたしょう】


【意味】仏教語で、一人を殺して多数を生かすこと。
【用例】●組織の崩壊を防ぐには、私一人が全責任を取って辞任すればいい。一殺多生という言葉もある。彼の解職は一殺多生、泣いて馬謖を斬るということのようだ。
【出典】『瑜伽師地論』四一
【対語】一将功成り万骨枯る
【注意】「一殺」は「いっさつ」とも読む。
【参考】仏教では殺生を禁じている。しかし、多くの人を救うために、一人を殺すことはあり得るという考え方で、菩薩が一人の大悪人を殺したのも、多数の善人を救うためであった。




あすとろ出版
「四字熟語の辞典」
JLogosID : 5560082