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越俎之罪
【えっそのつみ】


【意味】自分の職分でない他人の仕事に干渉すること。出すぎた真似。
【用例】●他の部で営業が弱いなどと悪口を言っているようだが、気にするな。他部の業務に口出しするのは越俎の罪、あまりうるさければ社長に話す。本社では、あえて越俎の罪を犯して、会社経営の全分野について社員に広く意見の具申を認めてみたが、社内のムードがギクシャクしてきて失敗に終わった。
【出典】『荘子』逍遙遊
【類語】越権行為
【故事】「俎」はまないた。「越俎」はまないたを越える意。中国古代の帝王、堯が許由に位を譲ろうとした時、許由は「私には国を治める力も、その気もない。料理番が怠けて料理を作らないからといって、自分の領域を越えてまでその代役を務めることもない」と言った。




あすとろ出版
「四字熟語の辞典」
JLogosID : 5560135