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換骨奪胎
【かんこつだったい】


【意味】古人の詩や文章の着想や表現を取り入れ、自分の工夫を加えて独自の作品を作り上げること。
【用例】●学問や芸術は、まず先輩の模倣から始まる。次には換骨奪胎、つまり糊と鋏、これらを経てようやく独自の学説や作品に取り組むことになる。蕪村の句には、人麻呂の歌に材を取り、換骨奪胎したものがあるが、それにより蕪村が古典に造詣の深かったことが分かる。
【出典】芥川龍之介『芭蕉雑記』
【注意】他の作品の焼き直しの意味で使われることが多いが、本来は誤りである。
【参考】「胎」は「こぶくろ」。




あすとろ出版
「四字熟語の辞典」
JLogosID : 5560217