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管鮑之交
【かんぽうのまじわり】


【意味】心から信頼し合った変わることのない交際。「管鮑」は管仲と鮑叔の略。
【用例】●管鮑の交わりを続けてきた彼の今回の受賞は、我がことのようにうれしい。お互いの誠意と信頼が、深く、かつ長く変わらないものでなければ管鮑の交わりは結べない。
【出典】『列子』力命・『史記』管晏伝
【類語】金石之交水魚之交刎頸之友
【対語】市道之交
【故事】中国、春秋時代、斉の管仲と鮑叔は非常に仲が良く、共同でした商売の分け前を管仲が多く取ったり、その後も愚かな振る舞いや卑怯な行動をとったりしたが、鮑叔はそれを許して責めなかった。後年、鮑叔の推挙で宰相となった管仲は、己を知る者は鮑叔と言い、人々は鮑叔の聡明さをたたえた。




あすとろ出版
「四字熟語の辞典」
JLogosID : 5560230