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七歩之才
【しちほのさい】


【意味】作詩の才能が優れていて、しかも作るのが早いこと。
【用例】●小学生時代、国語の時間に作った彼女の詩が県のコンクールで金賞に輝き、七歩の才と先生に褒められた。からかって通り過ぎようとした定頼中納言の袖を押さえ、とっさに「大江山いく野の道の遠ければまだふみも見ず天の橋立」と詠んだ小式部内侍は七歩の才の日本版といえよう。
【出典】『世説新語』文学
【類語】七歩之詩
【故事】三国時代、魏の曹操の子、曹丕(文帝)は、弟|曹植を警戒して除こうとしたが、植は七歩あるく間に兄弟の不和を嘆く詩を作り上げ、危機を逃れたという。曹植は詩人として名を残している。




あすとろ出版
「四字熟語の辞典」
JLogosID : 5560512