四面楚歌
【しめんそか】
【意味】周囲がすべて敵で、完全に孤立してしまうこと。一人の味方もいないこと。
【用例】●彼の周りは、反対派で占められ、四面楚歌の状態で仕事を続けなければならなかった。PTAや市民団体から教育方針について批判の声が上がり、学校当局は四面楚歌の状態になったが、校長は毅然として既定の教育理念を貫き通した。
【出典】『史記』項羽本紀
【類語】孤立無援・孤軍奮闘
【故事】楚の項羽の砦が漢の劉邦の軍に包囲された時、漢軍が城壁の周りで盛んに哀調のこもった楚の歌を歌うのを聞いて、楚の人々が漢に降伏してしまったのかと絶望したという。
| あすとろ出版 「四字熟語の辞典」 JLogosID : 5560528 |