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前車覆轍
【ぜんしゃのふくてつ】


【意味】前を行ってひっくり返った車の轍。先人の失敗の意で、それは後人の戒めになるというたとえ。「轍」は車輪の跡。
【用例】●A社が慣れないことに手を出して倒産したことを前車の覆轍とし、我が社は徒に間口を広げず、本来の社業のみに専念すべきだと思う。外国で強盗に襲われた人のことが今朝の新聞で報道されていたが、それを前車の覆轍として海外出張の際には危険地域に近寄らないように。
【出典】『漢書』賈誼伝
【類語】他山之石
【参考】「前車の覆るは後車の戒め」ともいい、「前車の轍を踏む」といえば前人と同じ失敗を繰り返すことを意味する。




あすとろ出版
「四字熟語の辞典」
JLogosID : 5560685