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宋襄之仁
【そうじょうのじん】


【意味】宋の襄公の情け。つまらない、ゆきすぎた情け。必要のない情けを施した結果、自分がひどい目に遭うこと。
【用例】●体調を崩したバッターだからといって、ピッチャーが遠慮して投げるのは、宋襄の仁というもの。ホームランを打たれたらどうする。弱小会社の得意先を奪うのは気の毒だからやめようというのは宋襄の仁に過ぎない。相手が成長したら、こっちがやられるかもしれないのだ。
【出典】『十八史略』「春秋戦国」宋
【故事】中国の春秋時代、宋が楚と戦った時、襄公は楚の軍隊が布陣する前に攻撃しようという進言を卑怯な戦い方だという理由で退けたために、準備が整った楚軍に敗北を喫してしまった。




あすとろ出版
「四字熟語の辞典」
JLogosID : 5560716