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断腸之思
【だんちょうのおもい】


【意味】腸がちぎれてしまいそうなほど、悲しく、苦しいこと。さらに、非常に辛いことや、痛ましく思うこと。
【用例】●内乱の状況がテレビで映し出され、飢えでやせ細った子どもたちの姿を見るたびに、私は断腸の思いをする。海外へ出張する前日、父の入院先を訪れたが、やつれ果てた父から、一言「世話になったな」と言われた時は、断腸の思いで体が震えた。
【出典】『世説新語』黜免
【類語】母猿断腸・九腸寸断
【故事】中国、晋の桓温が三峡を旅した時、従者が捕らえた子猿を百余里も追って来た母猿が、舟に飛び乗ると息絶えた。腹を割くと腸がずたずたに千切れていたという。




あすとろ出版
「四字熟語の辞典」
JLogosID : 5560783