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得隴望蜀
【とくろうぼうしょく】


【意味】一つの望みが叶うと、次の望みを抱くようになる。欲望に限りがなく、満足することを知らないたとえ。
【用例】●M氏は事業で成功した余勢を駆って、同業を買収するという得隴望蜀の策をとったが、世の変化を読み切れず、結局、すべてを手離すことになった。彼はもともとはピアノで身を立てようとは思っていなかったが、大学卒業後、得隴望蜀の思いに駆られてウィーンの大学に留学した。
【出典】『後漢書』岑彭伝
【類語】望蜀之|願
【故事】既に西の隴を平定したのに、さらに南の蜀まで手に入れようとする。人の欲望には際限がなく、満足することがないということを嘆いた言葉。後漢の光武帝が臣下の岑彭に与えた勅書の中で述べた。




あすとろ出版
「四字熟語の辞典」
JLogosID : 5560881