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新中町(近世)


 江戸期~明治22年の町名。明治14年からは伏見を冠称。伏見町のうち。南組古屋組30町の1つ。金井戸島北半の中央部に位置する。北浜・西浜・三栖向・船大工・東浜の各町に囲まれた袋地であったところから「中町」の名称がおこり(新市域各町誌),中央部南の最も新しく開発された町として新中町と呼んだと考えられる。城下町時代は加藤肥後守の屋敷地で(豊公伏見城ノ図),慶長年間に町場となったという(府地誌)。当町には三栖神社の御旅所がありにぎわった(新市域各町誌)。天保頃の軒数は29軒(伏見町誌)。明治元年13番組,同5年伏見第16区,同7年第4区,同12年伏水第5組に所属。同14年1月紀伊【きい】郡第9組,同年10月南浜町外34か町連合のうちとなる。同22年伏見町の大字となる。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典(旧地名編)」
JLogosID : 7377188