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UP-REIT
【あっぷりーと】


UP-REIT/Umbrella Partnership REIT

Umbrella Partnership REITの略称。不動産の所有者の現物出資に対する譲渡益課税を繰り延べることを可能にする仕組みで、物件を売却したい企業、不動産会社や開発会社側の税制の問題解決手法として考えられたもの。米国において認められている制度であるが、日本ではこのような制度は存在しない。
UP-REITにおいては、REITは不動産を直接保有するのではなく、LPの共同出資者として間接的に不動産を保有することになる。不動産の所有者が、オペレーティング・パートナーシップ(OP)に不動産を現物出資し、その対価としてOPユニット(将来、REIT株に転換する権利がついたLP持分)を取得するが、ここで不動産の現物出資に対する譲渡益課税は、不動産の所有者がREIT株に転換する時点まで繰り延べされる。この制度を利用して、税務上の簿価が低く譲渡益が発生するような様々な不動産がREITに拠出され、米国のREITマーケット拡大に大きく寄与したと言われている。

資料:「US-REITの基礎と実務」(不動産シンジケーション協議会)の資料を基に三菱UFJ信託銀行が作成




(c)2011 Mitsubishi UFJ Trust and Banking Corporation
日経BP社
「プロフェッショナル用語辞典 不動産ビジネス」
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